ウェイトレスはアカデミー賞をとれるか!?
アメリカのウェイトレスには気をつけろ!
なぜなら、ブラックコーヒーを飲み過ぎるからだ。「ツインピークス」のクーパー捜査官(カイル・マクラクラン)は、若いウェイトレスのアニー(へザー・グラハム)に惚れたばかりに、ダブルRダイナーで働く彼女が給仕するコーヒーを毎朝飲み続ける。そのすべてを実に美味そうに飲んでいる。
こんばんは、マンハッタン坂本です。
日本には、制服を着たままウェイトレスが通って来るといったイメージの、カウンター付きの安価なレストランと言えるダイナーがほとんどない。きちんと接客教育を受けたホールスタッフがいる小奇麗なファミレスが主流で、そんな店で客とウェイトレスが親密な関係になるなんてめったにないと思う。
アリスの恋マーティン・スコセッシ 監督
1974年公開
エレン・バースティン 米アカデミー賞主演女優賞
「アリスの恋」のアリス(エレン・バースティン)は、ウェイトレスになる気は毛頭なかった。小さい頃から歌が好きで、ペギー・リーみたいになりたかったが、平凡な主婦になった。だが怖かった夫を自動車事故で失い、11歳になる息子のトミーを連れて生まれ故郷のモントレーへと車で向かう。
立ち寄った田舎町のバーで、運よく弾き語りの職をもらえるが、その店で知り合い付き合い出した年下の男が凶暴な性格だと分かり、逃げるようにして町を出る。
「ご注文は、お決まり?」
「まず笑顔を」
三十代半ばのアリスにとって慣れないウェイトレスの仕事は辛かったが、優しく声をかけてくる男がいた。牧場を営むデビッド(クリス・クリストファーソン)である。食堂で退屈そうに過ごすトミーに、馬に乗せてやると言ってきっかけをつくった彼は、警戒するアリスをやっと連れ出すことに成功する。
やがて愛し合うようになる二人だが、それを快く思わないトミーをめぐって喧嘩をする。仲直りに来たデビッドに向かってアリスは、歌手はあきらめないわ、モントレーに帰るのを止めても無駄よ、と客の目の前ではっきりと宣言する。
当然デビッドはそれを受け入れ、アリスをしっかりと抱きしめる。
潮風とベーコンサンドとヘミングウェイトッド・ブラック 監督
1993年公開
日本劇場未公開
「潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ」は、南フロリダの小さな町の話だ。キューバ人で床屋だったウォルター(ロバート・デュバル)は、毎朝お気に入りのウェイトレスのエレーン(サンドラ・ブロック)がいる食堂で、メニューにないベーコンサンドを注文する。
ベーコンは体に悪いのよ、と言われても頑として彼女に作らせる。
そして帰る時間にバス停で待っていて一緒に乗り、彼女が降りたあと、一周して同じバス停で降りる。ウォルターにとって彼女のそばにいることが唯一の楽しみなのだ。
ある日、同じ隠居生活をしているフランク(リチャード・ハリス)を店に連れてくる。彼は20歳の船長だった頃、ヘミングウェイとレスリングしたことをいつも自慢していた。
「独りで食べるのも、体に悪いのよ」
バスの中で、ウェイトレス姿のエレーンにそう言われ、ウォルターはフランクと一緒に過ごすようになる。二人乗りの自転車で遠出し立ちションしながら花火見物をしたり、川釣りのついでに素裸で泳いだりする。
やがてエレーンが結婚して町を出ることを知り、フランクと10キロ先の彼女の家まで自転車でプレゼントを届けに行く。一緒にダンス・パーティに行きたかったと告白するが、くたびれ果てて眠り込む。その姿を見たエレーンは、少しだけ微笑み、立ちつくすのだった。
今年、ゴールデングローブ賞で主演女優賞を受賞したサンドラ・ブロックの無名時代の隠れた名作である。
とても小さな役だけれど、彼女自身も気に入っていると言う。エレーンの心優しいキャラクターは、受賞作「しあわせの隠れ場所」でも存分に発揮されていると思う。
また、同賞の映画功労賞とも言うべきセシル・B・デミル賞を受賞したマーティン・スコセッシ監督の「アリスの恋」は、その直後に撮った「タクシー・ドライバー」と共に、彼の最高傑作である。
主役より目立つ必要はない。良い酒は、自然と心に残るものだ。
©Photo By Richard, enjoy my life!
マンハッタン坂本も愛する、高千穂 降臨の雫
主役より目立つ必要はない。良い酒は、自然と心に残るものだ。
数々の神話とスピリチュアルな雰囲気で有名な神話の郷、高千穂。その高千穂で100年の歴史を持つ酒造メーカー「高千穂酒造」が解き放つ、最上級の本格麦焼酎「高千穂 降臨の雫」。
3年の眠りから、いま旅立つ。




















