男のストリップも見てみたい、と思わせる2つの映画
男の職業欄にストリッパーと書く奴はいない。
プロのストリッパーはほとんど女だが、それでもダンサーとか舞台芸人とか書いてごまかすだろう。
もちろん、酔った勢いで脱ぎたがる野郎は、趣味の欄にも書くわけがない。
こんにちは、マンハッタン坂本です。
ジェリー・シャッツバーグ 監督
1973年公開 カンヌ国際映画祭グランプリ受賞。
原題:Scarecrow
「スケアクロウ」のマックス(ジーン・ハックマン)もそんな酔っぱらいだが、ちょっと事情が違う。
彼は自分で冷血な男だと言うだけあって、やたら厚着だ。シャツを10枚近く着込んでいる。それにやたら喧嘩早い。連れのライオン(アル・パチーノ)とは、最後の一本のマッチで自分の葉巻に火を点けてくれた縁で、ヒッチハイク仲間になり、ピッツバーグへ行って洗車ビジネスを始める約束をする。
5年前に生まれ、会ったことのない子供のためのプレゼントを大事に持ち歩く心やさしいライオンは、マックスが酔って喧嘩する度に、珍妙なことをやって止めようとする。揚句の果てに、二人とも刑務所に入れられてしまう。
出所後、またまたマックスが喧嘩をおっ始め、ライオンが見捨てようとした瞬間、マックスは、酒場の観衆の前でシャツを一枚一枚脱ぎ始める。音楽に合わせて。
「大ウケだった」
二人の長旅の絆は、不動のものとなる。
だが、「フル・モンティ」の連中は、男のストリップに真剣に取り組んだ。
ピーター・カッタネオ 監督
1997年公開 英アカデミー賞作品賞・主演男優賞受賞
米アカデミー賞優秀作曲賞受賞
原題:The Full Monty
ところは、製鉄所の閉鎖で失業者があふれるイギリスの町。ガズ(ロバート・カーライル)は、別れた女房から息子の共同親権を得るための金が欲しかった。そこで思いついたのが、荒稼ぎする男のヌード・ダンサー“チッペンデールス”の真似である。
彼はまず愛妻家の肥満男デイヴを誘い、自殺未遂の鼓笛隊男を誘い、半年前の失業を妻に隠している社交ダンス男(トム・ウィルキンソン)を誘い、オーディションに来た50過ぎの黒人と立派ないちもつ男を加え、恐る恐る練習を始める。
廃墟とも言える倉庫で、サッカーのオフサイド・トラップのようなダンスから始め、常に行動を共にするようになった6人は、職安の給付金を待つ列ではステップを始める始末。裸で踊っているところを倉庫の警備員に見つかるが、警察署で防犯カメラの映像を見せられたときもダンスのチェックは忘れない。
警察沙汰で新聞に「鉄鋼ストリッパー」と書き立てられ、すっかり町の話題になったにもかかわらず、デブであることで躊躇するデイヴは、妻に対して自信なく尋ねる。
「俺の踊りなんか、誰が見たがる?」
「私は見たいわ」
かくして店は女も男もなく客で溢れかえったが、本番直前になって言い出しっぺのガズは怖気づいてしまう。
だが、いつもそばにいてダメ親父に付き合ってきた小学生の息子がゲキを飛ばし、ステージに押し出される。
プロのダンサーでもない。スポーツ選手でもない。モデルでもない。ただの6人の男たちの全裸が、なんといとおしいんだ!
彼らなら、誇りを持って「鉄鋼ストリッパー」と書くだろう。履歴書に。
僕も実際に男のストリップを見てみたいと思う。
だだ、アルコール抜きでは正視できないけれど。
Photo By Sebastian Niedlich (Grabthar)
マンハッタン坂本も愛する、高千穂 降臨の雫
いまは男のストリップよりも、こっちのほうがいい
数々の神話とスピリチュアルな雰囲気で有名な神話の郷、高千穂。その高千穂で100年の歴史を持つ酒造メーカー「高千穂酒造」が解き放つ、最上級の本格麦焼酎「高千穂 降臨の雫」。
3年の眠りから、いま旅立つ。




















