どんな球団にしろ、野村克也氏が監督をすれば、つい応援したくなる。
ひねくれ者の僕は、もともと福岡の球団だったライオンズが所沢に本拠地を移しても、ライオンズ・ファンであることに変わりはなかった。
かつて野村克也が監督兼現役捕手として活躍したホークスが
福岡に本拠地を移して来ても、そのスタンスに変わりはない。
こんにちは、マンハッタン坂本です。
野村克也はまぎれもなく名野球監督だと思う。
巨人出身の川上哲治や王貞治や森祇晶も、もちろん名監督だが、弱小球団を勝てるチームに育てる手腕にかけては、彼の右に出る者はいない。
そしてアメリカ人は、弱小チームが強くなっていくスポーツ映画が好きだ。
ナチュラルバリー・レヴィンソン 監督
原作:バーナード・マラマッド
「ナチュラル」のニューヨーク・ナイツのベンチでは、選手のヘボなプレイに監督のポップ(ウィルフォード・ブリムリー)のぼやきが止まらない。そこにスカウトに雇われ契約書もあると言って、35歳のルーキー、ロイ・ハブス(ロバート・レッドフォード)が現れる。
ポップは初めのうち、ロイを練習にも参加させない。純粋にメジャーリーグでプレイするのが夢で16年間苦労してきたとロイが盾突いてきたので、仕方なくバットを握らせるとホームランの連続。ポジションのライトのスター選手が事故死してレギュラーになってからは、大活躍。チームは連戦連勝。ロイは大スターとなり、監督の笑いは止まらない。
ロイが監督の姪とつき合い出したので、ポップは悪運をもたらすと忠告するが耳を貸さない。ロイはスランプに陥り、チームも負け続けて下位を低迷。シカゴの試合で幼なじみが見に来てくれたお陰で、復活。ペナントレースはプレイオフまでもつれ込む。
古傷を押して出場したロイは、特大の逆転サヨナラ3ランホームランを打ち、ボールはバックライトを直撃。
監督の眼鏡には、電球の火花がすだれ花火のように映っていた。
▼THE NATURAL Traier
「がんばれ!ベアーズ」のバターメーカー(ウォルター・マッソー)は、マイナーリーグの元プロだが、今はただの呑んだくれのプール清掃員で、金のためにリトル・リーグの寄せ集めチームの監督を引き受ける。
がんばれ!ベアーズ
マイケル・リッチー 監督
主題曲:ビゼー「カルメン」
野球をやりたいだけで、ルールも知らなければまともにボールも捕れないガキ連中に適当につき合っているだけ。1イニング26点も取られ最初の試合を放棄する。雇い主から解散しろと言われ、笑い者にされた子供たちに言う
―「一度あきらめたら、習慣になる」
まず女の子だが教え子の天才投手アマンダ(テイタム・オニール)を助っ人に連れて来、プレイの仕方を基礎から教え直し、バイクを乗り回す不良少年だがオールマイティのケリーを何とか引きずり込んでからは、チームの快進撃が始まる。だが決勝に残るための大事な試合で、バターメーカーはケリーに飛んでくる球を全部捕るよう命令する。
決勝戦でも勝ちにこだわるあまり無理強いをし、わめき散らすが、途中、抵抗する子供たちの目を見てハッと気づく。全員野球だ。控えの選手を残らず出場させ全力で戦わせる。
ホームラン性のフライをへなちょこ選手が捕球したとき、涙が出た。
「プリティ・リーグ」は、太平洋戦争勃発のお陰で、プロ野球選手を根こそぎ戦地に駆り出された球団オーナーたちが1943年に発足させ、11年間実在した全米女子プロ野球リーグの話である。
プリティ・リーグ
ペニー・マーシャル 監督
主題曲:マドンナ
ジミー・ドゥーガン(トム・ハンクス)は、ナ・リーグで6度もホームラン王になったスター選手。その知名度の高さでピーチズの監督に雇われるが、ピンクのスカートをはいた選手たちを指揮する気はなく、ダッグアウトの中で酔い潰れている。
もっぱらチームを引っ張っているのは、ソフトボール出身の捕手で強打者で人妻のドティ(ジーナ・デイビス)。客の入りが悪いと言われ、自ら開脚捕球をしたり、メイ(マドンナ)は観客にお色気を振舞い、ナインは「ファールを捕ればキス」なんてサービスでリーグを盛り上げている。
だが突然酒をやめたジミーは、ドティから指揮権を奪い返し、口汚い言葉で女子選手を鼓舞しながら、チームをワールド・シリーズまで勝ち進ませる。その折も折り、ドティの夫が戦地から戻って来、彼女は夫と共に故郷に帰ろうとする。
「野球は君自身だ」
「大変すぎるのよ」
「だからこそ偉大なんだ」
ジミーの説得も空しく、チームを去るドティ。だが3勝3敗で迎えた最後の試合の日、マスクをかぶった彼女が現れる。相手チームの彼女の妹の活躍で試合は落とすが、別れ際にジミーはドティに向かって、男子リーグの監督を断ったと伝える。
おれには今のチームがある、と。
ニッポンは、一昨年北京オリンピックで女子ソフトボール・チームが金メダルを獲得し、昨年はワールド・ベースボール・クラシックでチャンピオンに輝いた。
野球にしろ、ソフトボールにしろ、世界的なスポーツではないが、発明したアメリカ人に負けず劣らす日本人が愛する偉大なボールゲームである。
ゲーム中は地味な存在だが、監督の采配次第で面白くもつまらなくもなる。
ひいきのチームが勝っても負けても、酒は欠かせない。
©Photo By mikebaird
マンハッタン坂本も愛する、高千穂 降臨の雫
ひいきのチームが勝っても負けても、酒は欠かせない。
数々の神話とスピリチュアルな雰囲気で有名な神話の郷、高千穂。その高千穂で100年の歴史を持つ酒造メーカー「高千穂酒造」が解き放つ、最上級の本格麦焼酎「高千穂 降臨の雫」。
3年の眠りから、いま旅立つ。




















